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Sergio Valenzuela Escobedo/ Mänk’áčen

Sergio Valenzuela Escobedo/ Mänk’áčen

かつて南アメリカ・フエゴ島の南の島々に存在したヤーガン族。彼らは写真のことを"Toumayacha Alakana"と呼びました。これは「ベールで頭部を覆って見る」という意味で、この表現こそが、Sergio Valenzuela Escobedoの作品の原点であり、写真に関する論文の完成へとつながりました。

19世紀、1840年に南米に到着した撮影のオペレーターとともに最初のカメラを見たフエゴ人は、写真という行為をこのように名づけました。 この新しいイメージ・オブジェに、現地の人々はなぜ名前をつけたのか。 この未知のツールは、どのように受け止められたのか。ベールをかぶって見られるというのは、どういうことなのか。

 

ここにある、祖先が残したアメリカ大陸を写したヨーロッパの写真コレクションは、植民地主義や「先住民」コミュニティとの関係における、その国の社会的・政治的背景を証言しています。後者は、文化、経済、領土の自治を部分的に失っています。

しかし、それらは単に技術の使用に関するものだけではなく、「世界の果て」にいるこれらの民族の文化を特徴づける知識や信仰との関係、さらにはこれらの民族に対する私たちの見方や知識の条件付けに関する前例のない歴史の証人でもあるのです。ネイティブアメリカンインディアンは写真を撮られるのを嫌がり、特に「魂を奪われるから」というのが植民地時代の俗説であり、この西洋の思い込みが、探検家が持ち帰ったイメージが価値感を与えてきました。実際のところカメラを拒否する問題はもっと複雑で多岐にわたります。。抵抗は、撮影について、自己イメージの循環について、取引の一方性について、カメラに対する誤解について、また政治的、精神的な結果についてもあり得ることなのです。

 

Mänk'áčen(ヤーガン語で「影の狩人」)は、アーティスト/研究者/キュレーターのセルジオ・ヴァレンスエラ=エスコベドの研究成果を紹介するとともに、民俗学のアーカイブを活用して、「神秘的メカニズム」の存在というテーゼを論証しています。

 

"アーティストインタビュー : Sergio Valenzuela Escobedo"

 

 

出版社 publisher:Palais Books

刊行年 year:2022

ページ数 pages:40

サイズ size:340x 240mm

フォーマット format:Softcover Leporello

言語 language: フランス語  英語 スペイン語

付属品 attachment:

状態 condition:New

First edition of 1100 copies

 

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