Adrien Bitibaly / Quatre Yeux

何が黒魔術とされるのか…。
 
西アフリカ"ブルキナ・ファソ"出身の写真家エイドリアン・ビティバリーの作品集です。
"ブルキナ・ファソ"では、悲劇的な出来事（突然の死、病気、事故......）や常識から逸脱した出来事は、必ずと言っていいほど、他者による悪意のある介入（それを黒魔術と呼ぶ）の結果と解釈されている。そのため多くの人々が魔術の疑いをかけられ、その結果は社会的な抹殺を意味する。この文化の中で育ったエイドリアン・ビティバリーは、若い頃からブルキナベ人たちの社会における伝統的な宗教が持つ意味を目にしてきた。こうした信仰の表れの中で、魔術の呪いは常に彼の興味をそそった。子供の頃、憑いているとか、幽霊が出るなどと指定された物や場所は、まったく普通のことのように思え、何がこのような呪いの呼び水になるのか、彼には理解できなかった。
魔術は依然としてとらえどころがなく、超自然的で、検証不可能である。しかし、告発によってもたらされる結果は非常に現実的なものである。（こうした告発は主に女性を対象としているため）告発された者が被る不平等や差別は数多くある。
大人になってから、エイドリアン・ビティバリーは "4つの目 "を持って、伝統的な司祭に会うために国中を旅した。この社会的慣習における彼らの役割とは？その行使の条件が大多数にとって未知のままである力の持ち主であるにもかかわらず、彼らは間違うことがあるのだろうか？彼の写真作品は、何をきっかけにして魔術が告発されるのかを明らかにすることを目的としている。彼の意図は、真実を証明することではなく、俗信の起源を探るところにある。
本書はCnapとPACA地域からの支援を受けている。
 
出版社 publisher：Palais Books
刊行年 year：2023
ページ数 pages：112
サイズ size：185 x 240  mm
フォーマット format：Bodoni, silver printing on black paper, screen-printed cover
言語 language：French and English
付属品 attachment：
状態 condition：New
First Edition of 500 copies