朝倉 圭一 / 雑考3
【関係の美】
飛騨高山の工藝店「やわい屋」店主・朝倉圭一による雑考、第3弾。本書で繰り返し辿るのは、民藝を支えてきた“関係”についての思索です。柳宗悦、柳宗理、秋岡芳夫、三宅忠一らの思想や実践を辿りながら、民藝を単なる様式や懐古としてではなく、人とモノ、人と地域、つくり手と使い手、そのあいだに生まれる“関係”として捉え直していきます。
晩年の柳宗理が、自らデザインした道具を前に「誰がつくったの?」と呟いた逸話は、本書全体を貫く静かな核になっています。作者や所有を超えて立ち現れる美しさ。無名性や共同性、土地に根ざした技術や営み。失われつつある関係の中に、いまなお残り続ける民藝の感覚を、朝倉圭一が自身の言葉で丁寧に掘り下げた一冊です。
朝倉圭一(あさくら・けいいち)
独学者。やわい屋店主。1984年生まれ。飛騨民藝協会理事、「雑誌民藝」編集委員、愛知県芸術大学非常勤講師。民藝の器を扱いながら、展示室「4'33”」、屋根裏の私設図書館、レーベル「かそけ舎」等の運営をしている。主著に、「わからないままの民藝」(作品社 2024)がある。
出版社 publisher:かそけ舎
刊行年 year:2026
ページ数 pages:75
サイズ size:148x 105mm
フォーマット format:Softcover
言語 language:Japanese
付属品 attachment:
状態 condition:New
¥1,500Price

